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【不当解雇・雇止め・退職勧奨】【判例・裁判例】雇止めが信義則に照らし許されないと判断された事例

  Xは、平成元年1月22日、タクシー会社であるY社に、臨時雇運転手として雇用され、勤務していました。なお、入社の際に取り交わした契約書には、契約期間を平成元年1月22日から平成2年1月20日までとする旨の記載がありました。 なお、Y社において、臨時雇運転手の雇用期間については、契約書上は1年の期間が定められているものの、自己都合による退職者を除いては、例外なく雇用契約が更新されてき...

【交通事故】【判例・裁判例】自動車所有者の子の他人性

  AはBと同じ職場に勤める友人であり、Bより3年年長であったところ、両名は上司と飲食することとなり、AはBの口添えにより、Bの父であるCから自動車を借りました。なお、Bは当時17歳で普通免許取得資格がなく、当該自動車を運転したこともありませんでした。 Aは飲酒しての帰宅途上、居眠り運転により当該自動車を道路のガードレールに激突させるという交通事故を起こし、助手席にいたBが死亡してし...

【遺言】【判例・裁判例】遺贈と登記2

  Aは、自己所有不動産に対して有していた持分を、子であるBに贈与しました。しかし、この贈与に基づく所有権移転登記がなされないままBが死亡し、その妻Y1と子であるY2らがBを相続しました。 その後、Aは、同持分権を子であるXに公正証書により遺贈し、遺言執行者にCを指定しました。 Aの死後、相続が開始し、遺贈を登記原因として、Aの有する持分をXに移転する旨の登記がなされました。 こ...

【不当解雇・雇止め・退職勧奨】【判例・裁判例】暗黙の退職強要が違法と判断された事例

  Xらは、民法上の組合であるY1の従業員でしたが、上司が犯した業務上横領事件に関与したとの疑いをかけられ、自宅待機を命じられました。 そのため、職場復帰等を求めたところ、Y1の業務執行者であるY2社により、職場であった福岡事務所から東京地区事務所への配転命令及び同事務所への出所命令を受けたほか、その後も引き続き3回に渡り、出勤停止命令及び東京地区事務所への出所命令を受けました。 ...

【交通事故】【判例・裁判例】友人が運転する兄所有自動車に同乗中の弟の他人性

  Xらの子であるAは、弟のBに対し、Aの所有する自動車の駐車位置を変えるよう依頼してその鍵を預けたところ、Bはそのまま鍵を所持していました。 その日の夕方ごろ、Bは友人のCらから麻雀に誘われ、Aに断ることなく鍵を利用して当該自動車を運転してC宅へ行き、麻雀をしていました。途中で停電になり、扇風機も使えなくなったため、一時ドライブして涼をとろうということなり、Cが、Bの承諾のもとにB...

【遺言】【判例・裁判例】遺贈と登記

  Aは、不動産を所有していたところ、遺言書により、当該不動産をBらに遺贈する旨の意思を表示しました。Aは、その後死亡しましたが、当該不動産について、遺贈に基づく所有権移転登記はなされないままでした。 ところで、Yは、Aの生前、Aの推定相続人であるCに対してお金を貸していましたが、Aの死後、Cに対する貸金債権を保全するために、Cに代位して、Cが相続により取得したとする当該不動産の持分...

【賃金・残業代・退職金】【判例・裁判例】外形的には任意退職した従業員の退職金額の算定

  Xらは、民法上の組合であるY1の従業員でしたが、上司が犯した業務上横領事件に関与したとの疑いをかけられ、自宅待機を命じられました。 そのため、職場復帰等を求めたところ、Y1の業務執行者であるY2社により、職場であった福岡事務所から東京地区事務所への配転命令及び同事務所への出所命令を受けたほか、その後も引き続き3回に渡り、出勤停止命令及び東京地区事務所への出所命令を受けました。 ...

【交通事故】【判例・裁判例】同乗中の妻の他人性

  Xは、夫Aの運転する自動車の助手席に同乗中、Aの過失により道路から自動車が転落したため、怪我をしました。 当該自動車は、Aが自己使用のために、Aの費用と名義で購入したもので、運転もAがしていました。そして、Xは当該自動車に同乗することもまれであり、運転免許も持っておらず、運転を補助する行為もしていませんでした。 また、Aは、当該自動車についてY保険会社と自賠責保険契約を締結して...

【遺言】【判例・裁判例】相続させる旨の遺言と登記

  Aは、所有不動産に関する権利の一切を妻Xに相続させる旨の遺言を残しており、Xは、その遺言により不動産の所有権ないし共有持分権を取得しました。 Aの子Bの債権者であるYらは、Bに代位してBが法定相続分により本件不動産及び共有持分権を相続した旨の登記をしたうえでBの持分の仮差押え及び強制競売を申し立てました。 これに対して、Xが仮差押えの執行の排除及び強制執行の排除を求めて第三者異...

【交通事故】【判例・裁判例】泥棒運転の場合の同乗者の他人性

  A、Bは、公道上に半ドア状態で駐車されている自動車を見つけ、Aが運転席に,Bが助手席に乗り込みました。そして、Aは、エンジンキーが差し込まれたままであるのを見つけたため、自動車を発進させたところ、約150メートル進んだ地点で電信柱に激突するという交通事故を起こしし、助手席に乗っていたBが死亡してしまいました。 なお、本件自動車は、C社の従業が、帰社後、同社の社長が使用すると思い、...