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【遺言】【判例・裁判例】自筆証書遺言における押印と指印

  亡Aには相続人としてX、Yらがいました。また、Aは、自筆証書遺言を残していました。しかし、Aが残していた遺言は、押印が指印でなされていました。そのため、Xが当該遺言の無効確認を求めて裁判を起こしたところ、自筆遺言証書における押印は指印をもって足りるのかが問題となりました。 これについて、裁判所は、自筆証書によって遺言をするには、遺言者が遺言の全文、日附及び氏名を自書した上、押...

【労災・過労死・過労自死】【判例・裁判例】出張先の事故が労災(業務災害)と認められた事例

Xの夫Aは、1泊2日の予定で出張し、業務終了後に宿泊場所で同僚と飲食した後、同建物の2階と3階の間の階段の踊り場で倒れているのを発見されました。その後、Aは自力で起き上がり、就寝しました。しかし、朝になって異常が発見され、救急車で病院に運ばれましたが、結局急性硬膜外血腫で死亡してしまいました。Xは、Aの死亡は業務上の事由によるものだとして労災給付の申請をしましたが不支給処分とされ、審査請求、再審査...

【交通事故】【判例・裁判例】元請業者の運行供用者責任

  貨物運送を業とする元請運送会社Y1は、下請運送会社Y2所有の大型貨物自動車を運転手つきで借り上げ、貨物運送にあたらせていたところ、当該自動車が運送途中で交通事故を起こし、被害者が死亡してしまいました。そのため、被害者の遺族がY1、Y2に対して損害賠償請求訴訟を起こしたところ、Y1が自動車損害賠償保障法3条の運行供用者責任を負うかが問題になりました。 これについて、裁判所は、下...

【遺言】【判例・裁判例】自筆証書遺言における押印の位置

  亡Aには相続人として後妻X、先妻との間の子Yらがいました。また、Aは、自筆証書遺言を残していました。しかし、Aが残していた遺言には遺言書自体には押印がなく、遺言書を封入した封筒の封じ目に押印がなされていました。そのため、Xが当該遺言の無効確認を求めて裁判を起こしたところ、封筒の封じ目になされた押印が自筆証書遺言における押印として有効かが問題になりました。 これについて、裁判所...

【パワハラ・セクハラ】【判例・裁判例】受付業務への配転が違法と判断されたパワハラ事例

  XはY銀行の東京支店のセクションチーフ(課長職相当)として働いていましたが、オペレーションズテクニシャン(課長補佐職相当)に降格され、その後、総務課の受付業務に配転されました。そのため、XがY銀行に対し、受付業務への配転はXを退職に追い込む意図をもってなされた不法行為であるとして裁判を起こしたところ、Xを受付業務に配転したことが不法行為を構成するかが問題になりました。 これに...

【相続放棄】【判例・裁判例】相続放棄の熟慮期間の起算点

  Aは、BのXに対する借金の連帯保証人になりました。その後、Aが死亡しましたが、Aの子であるYらは、Aの相続財産が全く存在しないと信じ、Aの死亡及び自己が相続人となった事実を知ってから3か月以内に相続放棄をしませんでした。そのため、YらがAを相続するのか(相続放棄の熟慮期間の起算点がいつなのか)が問題となりました。 これについて、裁判所は、熟慮期間は、原則として、相続人が相続開...

【不当解雇・雇止め・退職勧奨】【判例・裁判例】普通解雇が不当解雇と判断された事例

  Xは、放送事業を営むY社のアナウンサーでしたが、宿直勤務で寝過ごしたことが原因で、朝のニュースを放送できない事故を二回も発生させてしまいました。そのため、Y社はXを解雇(普通解雇)しました。これに対し、XがY社の従業員としての地位確認等を求めて裁判を起こしたところ、Y社によるXの解雇が、解雇権の濫用として無効となるかが問題となりました。 これについて、裁判所は、本件事故は、い...

【相続】【判例・裁判例】生命保険金と特別受益

  AにはYの他数名の推定相続人がいましたが、生前、保険契約者及び被保険者をA、死亡保険金受取人をYとして養老保険をかけており、Aが死亡した際、Yが死亡保険金を受け取りました。そのため、Yが受領した死亡保険金が民法903条1項の特別受益にあたるかが問題になりました。 これについて、裁判所は、被相続人を保険契約者及び被保険者とし、共同相続人の1人又は一部の者を保険金受取人とする養老...

【交通事故】【判例・裁判例】泥棒運転の場合の所有者の運行供用者責任

  タクシー会社Y社は、自社の敷地内の車庫に、ドアに鍵をかけず、エンジンキーを差し込んだままの自動車を駐車させていたところ、Aが同自動車を盗み出し、勝手にタクシーの営業をして交通事故(自損事故)を起こし、客として乗っていたXに傷害を負わせました。そのため、Xは、Y社に対して、第1次的には自動車損害賠償保障法3条の運行供用者責任に基づいて、第2次的には不法行為責任に基づいて損害賠償請求訴...

【交通事故】【判例・裁判例】自動車名義人の運行供用者責任

  Xは、自動車の所有者であるY1が運転する自動車に衝突され、傷害を負いました。そこで、Xは、Y1のみならず、Y1の父でありY1所有自動車の名義人であるY2に対しても自動車損害賠償保障法3条の運行供用者責任に基づいて損害賠償請求訴訟を起こしたところ、Y2が運行供用者といえるのかが問題になりました。 これについて、裁判所は、自動車の所有者から依頼されて自動車の所有者登録名義人となっ...