宮城県仙台市の弁護士・法律事務所です。相続、労働、交通事故などご相談ください。

宮城県仙台市青葉区片平1-1-6 ネオハイツ片平602号

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【パワハラ・セクハラ】【判例・裁判例】交際を迫る等の行為が違法と判断されたセクハラ事例

  Xは、Y1社のA支店で働いていました。 Xの上司であるY2は、Xに対し、Xが入社した直後から交際を迫っていました。また、Xを誘って飲食をした後、Xの運転していた車の中で暴行を振るったり、Xから付き合いを断られると、Y3とともに、Xと支店長とが特別の関係にあるかのような噂を流しました。 また、Xの上司であるY3は、夜間、Xを頻繁に食事に誘い、Xの自宅にしばしば電話をかけたり訪問し...

【交通事故】【判例・裁判例】所有権留保の場合の運行供用者責任

  Yは所有権留保付きで代金月賦払いでAに自動車を売り渡したところ、Aは代金完済前に当該自動車をBに転売しました。CがBを乗せて当該自動車を運転していたところ、Dをはねて死亡させてしまいました。 Dの親であるXは、Yが当該自動車の所有名義人であることから、Yに対して損害賠償請求の裁判を起こしたところ、所有権留保付きで自動車を売り渡した売主が自動車損害賠償保障法3条の運行供用者にあたる...

【交通事故】【判例・裁判例】返還約束が守られない場合の自動車所有者の運行供用者責任

  Yは、友人であるAに対し、2時間後に返すという約束で自己所有の自動車を貸しました。しかし、Aは約束に反して自動車を返さず、Yによる返還請求に応じずに約1か月にわたって自動車の使用を継続しました。そして、当該自動車を運転中に対向車と衝突するという交通事故を起こし、Bを死亡させてしまいました。そのため、Bの遺族であるXらがAに対してのみならずYに対しても損害賠償請求の裁判を起こしたとこ...

【相続放棄】【判例・裁判例】相続放棄と詐害行為取消

  破産会社A社は、Bに対して債権を有していましたが、Bが死亡しました。Bの相続人であるYらは、Bの債務超過を理由に相続放棄をしました。そのため、A社の破産管財人であるXは、Yらの相続放棄の取り消しと、金銭の支払いを求めて裁判を起こしたところ、Yらのなした相続放棄が民法424条の詐害行為取消権行使の対象となるかが問題となりました。 これについて、裁判所は、相続の放棄のような身分行...

【不当解雇・雇止め・退職勧奨】【判例・裁判例】雇止めの効力の判断にあたり解雇に関する法理を類推すべきとされた事例

  Xらは、電気機器等の製造販売を目的とするY社に雇用期間を2か月とする臨時工として雇用されたところ、Y社は、Xらとの間で、5回から23回にわたって契約を更新してきました。ところが、Y社は、Xらに対して、勤務成績不良等を理由に、雇止めの意思表示をしました。そのため、Xらは、Y社に対して、自らが雇用契約上の権利を有する地位にあることの確認と賃金の支払いを求めて裁判を起こしたところ、雇止め...

【遺言】【判例・裁判例】自筆証書遺言における押印と指印

  亡Aには相続人としてX、Yらがいました。また、Aは、自筆証書遺言を残していました。しかし、Aが残していた遺言は、押印が指印でなされていました。そのため、Xが当該遺言の無効確認を求めて裁判を起こしたところ、自筆遺言証書における押印は指印をもって足りるのかが問題となりました。 これについて、裁判所は、自筆証書によって遺言をするには、遺言者が遺言の全文、日附及び氏名を自書した上、押...

【労災・過労死・過労自死】【判例・裁判例】出張先の事故が労災(業務災害)と認められた事例

Xの夫Aは、1泊2日の予定で出張し、業務終了後に宿泊場所で同僚と飲食した後、同建物の2階と3階の間の階段の踊り場で倒れているのを発見されました。その後、Aは自力で起き上がり、就寝しました。しかし、朝になって異常が発見され、救急車で病院に運ばれましたが、結局急性硬膜外血腫で死亡してしまいました。Xは、Aの死亡は業務上の事由によるものだとして労災給付の申請をしましたが不支給処分とされ、審査請求、再審査...

【交通事故】【判例・裁判例】元請業者の運行供用者責任

  貨物運送を業とする元請運送会社Y1は、下請運送会社Y2所有の大型貨物自動車を運転手つきで借り上げ、貨物運送にあたらせていたところ、当該自動車が運送途中で交通事故を起こし、被害者が死亡してしまいました。そのため、被害者の遺族がY1、Y2に対して損害賠償請求訴訟を起こしたところ、Y1が自動車損害賠償保障法3条の運行供用者責任を負うかが問題になりました。 これについて、裁判所は、下...

【パワハラ・セクハラ】【判例・裁判例】受付業務への配転が違法と判断されたパワハラ事例

  XはY銀行の東京支店のセクションチーフ(課長職相当)として働いていましたが、オペレーションズテクニシャン(課長補佐職相当)に降格され、その後、総務課の受付業務に配転されました。そのため、XがY銀行に対し、受付業務への配転はXを退職に追い込む意図をもってなされた不法行為であるとして裁判を起こしたところ、Xを受付業務に配転したことが不法行為を構成するかが問題になりました。 これに...

【不当解雇・雇止め・退職勧奨】【判例・裁判例】普通解雇が不当解雇と判断された事例

  Xは、放送事業を営むY社のアナウンサーでしたが、宿直勤務で寝過ごしたことが原因で、朝のニュースを放送できない事故を二回も発生させてしまいました。そのため、Y社はXを解雇(普通解雇)しました。これに対し、XがY社の従業員としての地位確認等を求めて裁判を起こしたところ、Y社によるXの解雇が、解雇権の濫用として無効となるかが問題となりました。 これについて、裁判所は、本件事故は、い...