【労災・過労死・過労自死】【判例・裁判例】労災保険法による障害補償一時金及び休業補償給付を慰藉料から控除することの可否
Xは、バスの副運転手として、バス配車場で、同僚の運転手からバスの方向転換のため誘導するよう命ぜられました。そこで、バス車外に出ようとして左足を地面に着いたところ、同僚運転手がバスを発進させたため、左足を轢かれてしまいました。 Xは、労災保険法に基づき、業務上災害の認定を申請したところ、障害等級第12級に該当するとして、障害補償金を受け取りました。また、労災保険法に基づき、休業補償...