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【不当解雇・雇止め・退職勧奨】【判例・裁判例】暗黙の退職強要が違法と判断された事例

  Xらは、民法上の組合であるY1の従業員でしたが、上司が犯した業務上横領事件に関与したとの疑いをかけられ、自宅待機を命じられました。 そのため、職場復帰等を求めたところ、Y1の業務執行者であるY2社により、職場であった福岡事務所から東京地区事務所への配転命令及び同事務所への出所命令を受けたほか、その後も引き続き3回に渡り、出勤停止命令及び東京地区事務所への出所命令を受けました。 ...

【交通事故】【判例・裁判例】友人が運転する兄所有自動車に同乗中の弟の他人性

  Xらの子であるAは、弟のBに対し、Aの所有する自動車の駐車位置を変えるよう依頼してその鍵を預けたところ、Bはそのまま鍵を所持していました。 その日の夕方ごろ、Bは友人のCらから麻雀に誘われ、Aに断ることなく鍵を利用して当該自動車を運転してC宅へ行き、麻雀をしていました。途中で停電になり、扇風機も使えなくなったため、一時ドライブして涼をとろうということなり、Cが、Bの承諾のもとにB...

【遺言】【判例・裁判例】遺贈と登記

  Aは、不動産を所有していたところ、遺言書により、当該不動産をBらに遺贈する旨の意思を表示しました。Aは、その後死亡しましたが、当該不動産について、遺贈に基づく所有権移転登記はなされないままでした。 ところで、Yは、Aの生前、Aの推定相続人であるCに対してお金を貸していましたが、Aの死後、Cに対する貸金債権を保全するために、Cに代位して、Cが相続により取得したとする当該不動産の持分...

【賃金・残業代・退職金】【判例・裁判例】外形的には任意退職した従業員の退職金額の算定

  Xらは、民法上の組合であるY1の従業員でしたが、上司が犯した業務上横領事件に関与したとの疑いをかけられ、自宅待機を命じられました。 そのため、職場復帰等を求めたところ、Y1の業務執行者であるY2社により、職場であった福岡事務所から東京地区事務所への配転命令及び同事務所への出所命令を受けたほか、その後も引き続き3回に渡り、出勤停止命令及び東京地区事務所への出所命令を受けました。 ...

【交通事故】【判例・裁判例】同乗中の妻の他人性

  Xは、夫Aの運転する自動車の助手席に同乗中、Aの過失により道路から自動車が転落したため、怪我をしました。 当該自動車は、Aが自己使用のために、Aの費用と名義で購入したもので、運転もAがしていました。そして、Xは当該自動車に同乗することもまれであり、運転免許も持っておらず、運転を補助する行為もしていませんでした。 また、Aは、当該自動車についてY保険会社と自賠責保険契約を締結して...

【遺言】【判例・裁判例】相続させる旨の遺言と登記

  Aは、所有不動産に関する権利の一切を妻Xに相続させる旨の遺言を残しており、Xは、その遺言により不動産の所有権ないし共有持分権を取得しました。 Aの子Bの債権者であるYらは、Bに代位してBが法定相続分により本件不動産及び共有持分権を相続した旨の登記をしたうえでBの持分の仮差押え及び強制競売を申し立てました。 これに対して、Xが仮差押えの執行の排除及び強制執行の排除を求めて第三者異...

【交通事故】【判例・裁判例】泥棒運転の場合の同乗者の他人性

  A、Bは、公道上に半ドア状態で駐車されている自動車を見つけ、Aが運転席に,Bが助手席に乗り込みました。そして、Aは、エンジンキーが差し込まれたままであるのを見つけたため、自動車を発進させたところ、約150メートル進んだ地点で電信柱に激突するという交通事故を起こしし、助手席に乗っていたBが死亡してしまいました。 なお、本件自動車は、C社の従業が、帰社後、同社の社長が使用すると思い、...

【相続】【判例・裁判例】遺産分割と登記

  Aが死亡し、妻X他10名が相続しました。遺産分割調停により、Aの遺産の内のある不動産について、X他6名が各7分の1の持分を取得する旨の合意が成立しました。 しかし、その登記がなされない間に、Xの債権者らが不動産の仮差押えを申し立て、地方裁判所の嘱託及び債権者の1人の代位申請に基づいて各不動産について法定相続分に応じた持分の所有権保存登記がなされました。そこで、相続人の1部は、上記...

【賃金・残業代・退職金】【判例・裁判例】賃金債権と債務不履行に基づく損害賠償債権の相殺の可否

  Xは、Y社に勤務していました。Xは、Y社に対して、未払いの給料と整理手当を請求したところ、Y社は、Xが集金し、保管していたが盗難されてしまったY社の金員に関して、債務不履行に基づく損害賠償を請求し、その損害賠償請求権とXの賃金債権とを対当額で相殺すると主張しました。そのため、賃金債権を損害賠償債権をもって相殺できるかが問題になりました。 これについて、裁判所は、賃金債権に対し...

【交通事故】【判例・裁判例】運転代行業者の運転する自動車に同乗中の使用権者の他人性

  Xは、自己が勤めるA社所有の自動車を貸与され、業務及び私用のため常時使用することを許されていました。Xは、帰宅途中にスナックで飲酒したため、運転代行業者であるBに自動車を自宅まで運転することを依頼しました。Bは、これを引き受け、代行運転者としてCを派遣しました。Cは、自動車にXを乗せて運転中、交通事故を起こし、それによりXは負傷し、右眼を失明してしまいました。 そのため、Xが、当...